メーカーズディナーで深まる世界

メーカーズディナーで深まる世界

こんにちは。

柴原史佳です。

今年も残すところあとわずかとなりました。

とはいえ、クリスマスや忘年会など、ワインを楽しむ機会が多い季節でもあります。

お料理やシーンに合わせて、フォーマルにもカジュアルにもワインをお楽しみいただきたいと思います。

さて、先日メーカーズディナーへ参加させていただきました。

今回はメーカーズディナーやその様子についてお話させていただきます。

 

メーカーズディナーとは

 

さて、「メーカーズディナー」という言葉、ご存知の方もそうでない方もいらっしゃるかと思います。

メーカーズディナーとは、ワインの生産者など作り手とともに、レストランなどでその生産者のワインとお食事を楽しむディナーです。

お昼の場合は「メーカーズランチ」とも呼ばれます。

レストランで開催されることが多いのですが、メディアやプレス向けと、一般消費者の方向けとに分けられることが多いです。

そして、生産者のワインが数種類ラインナップされ、そのワインに合わせて「ペアリング」と言って、ワイン1種にディッシュ1種といった形で提供されます。

マリアージュを最大限に楽しむことができることに加え、それぞれのワインの特徴やそのワイナリーやシャトーの歴史やテロワールなどの知識や情報を、生産者から直接聞くことができます。

例えば、「この作り手さんのワインが好き」とか「この地域のワインが好み」などあれば、より深くそのワインについて知ることができます。

そうでなくとも、ワイナリーに行かなくてもレストランで美味しい食事を楽しみながら、ひとつの作り手のワインを数々のラインナップで1度に楽しむことができます。

最近は生産者の方も、より深く自分のワインを知ってもらうために、積極的にメーカーズディナーなどのイベントを行っているところも多いです。

好きなワイン、あるいはお気に入りのレストランがメーカーズディナーをしているか、チェックしてみるのも良いかもしれませんね。

 

サドヤ ワインパーティー 2018

 

私が先日参加させていただいたのは、山梨県甲府にあります「サドヤ」のワインパーティーです。

(SADOYA HPより)

 

甲府駅からほど近くのワイナリーで、チャペルもありとても素敵なワイナリー。

 

 

(SADOYA HPより)

大正6年から続く山梨でも、歴史あるワイナリーですが。

今回4代目今井裕景さんがいらっしゃり、新宿中村屋グランナでのワインパーティーが開催されました。

 

 

4代目今井裕景さんとともに。

 

 

提供されたワインのラインナップ。

この日はこれらのワインに合わせたお食事が提供されました。

フルコースに合わせて、一つずつ。

 

 

ロゼスパークリングで乾杯したあとは、こちらは甲州シュール・リー。

秋の味覚とノルウェーサーモンの前菜とともに。

ワインについて、今井さんからのお話も随時伺いながら、次々と美味しいお料理とワインが進行します。

 

 

ワインのラインナップは事前に知らされることも多々あります。

さらにそれにプラスαとして、スペシャルなワインを用意されることもあります。

この日は1992年の長期熟成させた「シャトーブリヤン1992」の赤ワインが振舞われました。

 

 

1992年に自社農場で収穫したカベルネ・ソーヴィニョンをじっくりと熟成させたこちらのワインは、カベルネ・ソーヴィニョンによくある青臭さがとれ、丸みを感じる豊かな果実味とタンニンのバランスで、優しくもしっかりとボリュームを感じられるものでした。

サドヤは日本ワインの中でも特に、昭和初期からカベルネ・ソーヴィニョンやセミヨンなどの海外品種のブドウ品種を中心に栽培されています。

数百種類の品種も当時赤道をこえて日本にやってくる頃には、ほとんどが枯れてしまったそうです。

ですが様々な研究や努力によって1936年には栽培が成功し、現在も海外品種のブドウを多く栽培・醸造されています。

海外品種のブドウを日本・山梨のテロワールで栽培を続けることで、優しさをもった上品なワインがつくられているように思います。

直接お話をお聞きしながらワインをいただくと、ますますそのワインの魅力を感じることができますね。

 

マリアージュの発見を

 

さて、新宿中村屋だからこそのマリアージュで楽しかった組み合わせがありました。

 

 

シャトーブリヤン ミュール白×中村屋伝統インドカレー

「シャトーブリヤン ミュール」はセミヨンでつくられています。

大人気のシャトーブリヤンシリーズのセカンドですが、こちら、すっきりとした辛口の白ワイン。

もともとセミヨンはフランスでは甘口ワインをつくる時に使用されることが多い品種なので、それだけでも驚きです。

こちらをチキンのインドカレーに合わせるとは、意外に感じませんか。

私も普段カレーをいただく時はビーフカレーに、赤ワイン、例えばアルゼンチンのマルベックを合わせたりします。

しかし、柔らかいチキンにマイルドなスパイシーのカレーが、辛口セミヨンといただくとぴったり寄り添って、お腹いっぱいでも食べられてしまう軽やかさでした。

また、デザートにも合わせていただいたのがこちら。

 

 

オーナーヴ×ショコラのムースとベリーのソルベ

「オーナーヴ」は辛口のマスカット・ベーリーAとメルローの赤ワインに、ブランデーと黒砂糖で甘味を加えた酒精強化ワインです。

ブランデーもサドヤオリジナルの「フィーヌ・エクストラ」の原酒を使用しており、芳醇でさらりとしたエレガントな甘口ワインです。

こちらもショコラにもソルベにもぴったりでした。

ずらりと今回いただきましたワイン達。

 

 

新しい発見をプレゼントしてれて、ワインそしてマリアージュも

楽しむことができました。

 

味覚や視覚の五感を刺激し、楽しみながら知識も深まる。

また、生産者の方と直接お話することも出来ます。

参加者の方とも交流したり、ワインを通して繋がりを持つことも。

こうしたメーカーズディナーは日本ワインはもちろん海外のワイナリーやメーカーも行っていますし、規模もスタイルも様々です。

ぜひ1度参加してみて、ワインの世界にちょっぴり深くふれてみるのはいかがでしょうか。

 

SADOYA HPはこちらから。オンラインショップでの購入も可能です。

http://www.sadoya.co.jp/winery/

“シャトーブリヤン1992″は12月25日までの期間限定販売です。

http://sadoya-wine.com/fs/sadoya/dry_red_wine/9275RR

新宿中村屋 HPはこちらから。

https://www.nakamuraya.co.jp/granna/

他日本ワインのメーカーズディナーも開催されています。