コーディネートでマインドも楽に!日本セットアップ協会インタビュー

インスタ界隈でリポストのネットワークを作り、様々なセットアップ(上下が揃ったツーピースの洋服)の着こなしを発信すると共に、リアルイベントまで開催しその盛り上がりを見せている『日本セットアップ協会』さん。

今回はその会長、副会長さんをお招きしセットアップの魅力や設立の経緯、また今後の展望を伺った。

―まず初めに日本セットアップ協会とは何と説明したらいいでしょうか?

端的に言うと、「セットアップを着ておけばそれが正義だよね」という人々の集いです。

―(笑)、協会という場所があるわけでなく、志を同じくする人々ということですね。

確かに流行的に見ても前回前々回の東コレ(Amazon Fashion Week Tokyo)を見ても分かるように、セットアップのプレゼンテーションが多い気がします。

でもどうですか、セットアップ協会さんって自分達が着ているスタイルサンプルだけでなく街行くセットアップの人々のリポストも積極的にしていますよね。

実際にセットアップ協会さんから見て、現在のストリートの情勢はいかがですか?

いや、まだまだですね。

海外みたいに女性が颯爽とセットアップを着ている姿って少ないですよね。

僕は結構アンテナ張っているんですけど、「何者なんだ!?」って思える人は少ないですよね。

要はセットアップって何者かを演出出来るものなんで。

―セットアップの定義をお聞きしたいんですが、例えばキャミソールにショートパンツみたいな薄着のルームウェアでもテキスタイルが同じならセットアップに入りますか?

全然セットアップ認定です、実際うちでもパジャマもアップしているよく見かけますよ。

―であればハードルが下がりますよね、広義の意味のセットアップで良いと。

確かに「着ておけばお洒落」って言うのはありますよね、変にコーディネートを捻って失敗するよりは、って言う。

まさにそれですね、僕は元来ダサかったんですが、ダサい人間からしたら毎日のコーディネートが億劫な人にとって特に重宝するんですよ。

巷じゃコーディネートのアプリまであるくらいじゃないですか、お金払ってまで。

僕も丁度本気で悩んでいて、いかに楽にお洒落感、モテる感、デキる感を演出出来ないものかと。

そこでようやく、七三にして踝出してローファー履いておくだけで究極にお洒落になれるセットアップに辿り着いたんです。

―必ずしもセットアップ=クロップド丈というわけではないですが、シンプルになりがちな制約の多いコーディネートだからこそ、丈で軽やかさや遊び感を演出しやすいですよね。

逆に言えば選択肢が少ないから有難い。

―理にかなってますね、なるほどセットアップは正義だ。

でもセットアップって不思議な魅力がありますよね、部屋着ならリラクシン全開な一方、スーツだとフォーマル感を演出出来る。

とにかくね、モテない男達をせめて土俵までには上げてやりたいっていう救いの手なんです。

―一方で女性のセットアップ観についてはいかがですか?

モテたい男性にだけの発信ではなくカッコいい女性のリポストも多いじゃないですか?

もちろん女性においても同等のデキる感を感じますよね、男から見ても。

丈が短ければ可愛らしくもなるし、コーディネートで悩むこともなくなるし。

―女性の方が男性よりアイテムやディテールだけでなく素材感まで違うので、朝の支度とか選択肢や組み合わせが地獄だと思うんですよ、加えてメイクまでするし。

女性の朝の負担感を減らしてあげたいってことですね、どこから目線かって話ですけど(笑)

結局何のために着るかってことなんですよね。

服を着るって自己満か他者の目の2パターンしかなくて、自己満の為にそんなに時間をかけたくないし、他者の為に悩んだ挙句それが失敗だったらたまったもんじゃないじゃないですか。

そういう人に気付いて欲しい、セットアップの魅力に。

―入りはモテなんですけど、日本人の理にかなった利便性やもう少し楽に生きて欲しいという非常に意義のある団体ですね。

そう、少子高齢化を救う団体。

―(笑)、さて、そんなセットアップ協会さんの今後の展開は?

まだまだ恰好よくセットアップ着こなせている人少ないのでそれを増やしたいのと。

あとハッシュタグで「セットアップ」って日本では浸透していると思うんですけど、
海外では「セットアップ」って言わないんですよね、画像検索してもパソコンの立ち上げの画像とか出てきて。

そういうセットアップの観念を広げていきたいなと思っています、日本発で海外にも。

―それは大きい話になってきましたが、インスタはビジュアル重視なんで海外にも勝負出来るし、西洋の文化をアジアの島国が逆発信するのは格好良いいですよね。

それこそwebの世界は無限の可能性が広がっていますもんね、時間も距離も人種も制約がないので。

インスタグラムのパーティーがあってその中で出会ったイタリアに住んでいる女性が居て、
「まだまだミラノですらお洒落な人は多くてもセットアップの着こなしは主流じゃない」と言っていて。

それが流行ってないだけなのか、考え方自体が広まってないのかは知らないですけど。

海外のショーとか見ても、この間のミスタージェントルマンのショーでもそうですけど国内ですら外国人モデルが多いじゃないですか?

そこを俺らみたいな素人あがりのアジア人がファッションの概念覆したら面白いじゃないですか?

―ファッションの諸問題として昔からよく言われてるんですよ、それ。

着るのは日本人なのに、モデルは白人ばかりで。

モデルが美しければ美しいほどノイズになるというか、デザイナーやメーカーとエンドユーザーとの乖離になるんですよね。

美容院のカットモデルもそうじゃないですか、結局僕等はイケメンを選んでしまう、髪型を選ぶはずなのに。

確かに(笑)

だからこそですよね、一般の素人目線からのファッション観を発信していきたい。

せっかくなんで、協会を名乗るからにはでかいことをやっていきたいです、注目してて下さい。

―すごく説得力があると思いますし、セットアップ協会さんのポストってちょっと背伸びしたオシャレなんだけれどどこか真似したいと思えるバランス感覚の等身大の発信なんですよね。

フォロワーが多いのも頷けますし、今後の更なる展開も楽しみにしています。

日本セットアップ協会オフィシャルサイト japan-setup-association.jp